〔メモ〕予想ファクター
〈枠順〉
- 基本は内枠有利。芝が綺麗な馬場→内有利、芝が荒れた馬場→外有利。
- 当日の馬場傾向を確認する。最終コーナー~直線で内伸び、外伸びが大体わかる。
〈芝〉
- 野芝→スピードが出る。冬は枯れる。
- 洋芝→力が要る。冬も青々としている。
- 北海道の競馬場は全て洋芝。その他の競馬場は両方使用している。
〔予想〕〔京都2000〕京都大賞典
このレースを予想する上で注目したのはヤマカツライデンの存在。この馬がハナに立ってレースの流れを作るだろう。地力差を考えれば当然他の馬はヤマカツライデンをある程度無視してでもキタサンブラックをマークする展開になる。そこでキタサンブラックの武豊はどう出るだろうか。
キタサンブラックまでもが無視して自分のペースを作ろうとすると、二番手以下だけがスローペースの展開となり得るのではなかろうか。そうなれば最後の瞬発力勝負で、キタサンブランクを差すことのできる瞬発力自慢の馬がいくつかいる。逆にキタサンブラックがヤマカツライデンを追いかける展開になれば、それこそ得意なスロー逃げの展開ではなくなる。過去10年の同レースでの逃げ馬実績は勝ちはおろか複勝圏内にも一頭も入っていない。3番人気以内になるような強い逃げ馬がいなかったというのも理由の一つではあるだろうが、さすがにここまで実績が出なかったとなると逃げ馬にとって非常に難しいレースなんだろう。
どちらの展開に転んでもキタサンブラックを一倍台のオッズとして買うには、不安要素が垣間見える。
大阪杯、天皇賞春、宝塚記念と再三にわたって切っては泣かされてきたキタサンブラック。前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、先頭集団が直線に入って軒並み沈んでいくタフな展開で3着に粘ってみせた。これを観てとうとう次は本命にしなければいけないと思ったわけだが、これまで切り続けたこの馬が初めてダントツの一番人気になる今回のレースでこそ切るべきではなかろうか。ただ意地を張ってわけではなく(少ししか…)、自分でペースを作れない展開でもキタサンブラックは強いのか、そんな不安材料を根拠にここは「キタサンブラックを切る」前提からこのレースを予想してみたい。
◎ラストインパクト
2000-2400の距離では6-3-2-6と安定した実績。2000までならマイラーでも走れることはあるがThe・中距離の2200-2400に限れば3-2-1-2と複勝率は75%にもなる。休み明けに走らない傾向が不安要素ではあるが、陣営のコメントを見ればなかなかの自信が見え隠れしている。ラブリーデイ、サウンズオブアースと、どれを本命にしようか迷うところだが、オッズ的な旨みを理由から本命に。2015年ジャパンカップの走りが観たい。
○サウンズオブアース
スタミナ、瞬発力共に不安はなく休み明けでも実力を出せる。ただ、競り合いになると必ず負ける根性無しの要素が強すぎて本命にできなくなってしまった馬。今回も二着で期待に答えてくれ。
▲ラブリーデイ
実力は健在。2200までのレースならこのメンツでも本命にしたい。2400となるとよほど良い展開にならないと最後にタレると判断してこの印に。
キタサンブラックを外すという英断をした以上、あまり手広く買ってリスクを上げるわけにもいかない。三連複一点と、◎からの三連単二点で。
〔予想〕〔中山1200〕スプリンターズS
土曜の傾向からは明確な内外の有利不利は見えなかった。開催が進んでいるので内有利にも思えるし、でもわりかし外枠が来るレースでもあるし、よくわからんので枠はあまり考えないことに。地力と展開から予想。実績から見ればビッグアーサーに人気が偏るのも仕方ない。鞍上は好きではないが福永になってからこれまで勝ちきれなかった重賞で二連勝と勝ち方を覚えた感じだ。それでも高低差と起伏の激しい中山でこの馬のスピードが活きるかは不安要素の一つだし、ダントツ一番人気、福永、一枠一番...フラグが立ったとしか思えない。ミッキーアイルは逃げた時の戦績は7-0-0-1、内重賞5勝と抜群の実績。一方でハナを取れなかった時の戦績は0-3-1-5と「逃げなきゃダメな馬」という脆さももっている。前走で逃げ切り勝ちもできる強さを見せたビッグアーサーが最内枠をとったことで、ハナを切れるかがかなり怪しくなってきた。休み明けを苦にする馬ではないが人気するようなら積極的に切っていくのが吉。
◎シュウジ
出足も良いしパワー馬場に強いので中山の坂にも対応できるだろう。不振続きの岩田から今年重賞9勝の川田に乗り替わったことも大きなプラス要素。活躍が目立つ今年の3歳世代でスプリント代表選手。斤量差、オッズの旨みを加味すればビッグアーサーよりもこちらを本命にしたい。
強さを疑うことはないが本命にしない理由は上記の通り。ただし馬の実力と福永の複勝圏内に持ってくる能力は疑っていない。
▲ネロ
前走ではちょっと届かないかなと思った位置から鋭い脚を見せて2着に食い込んだ。好走した馬が前の馬ばかりだったことを考えると強さを見せたと判断していい。特殊なレースのアイビスSD好走を除外したとしてもヒモには入れておきたい。ゴール直前の坂で前の馬が鈍れば十分に届く。
△レッドファルクス
◎頭固定の三連単12点で。