〔予想〕〔中山2200〕AJCC
◎トミケンスラーヴァ
○レジェンドセラー
▲ゴールドアクター
△ダンビュライト
本命はトミケンスラーヴァ。8歳ではあるもののここ2戦を逃げての連勝。急坂を二度登らないといけない中山2200では、切れ味よりも粘れるスタミナとパワーが求められそう。内枠を引いたことで楽逃げができそうな気配もあって、展開さえ向けば十分頭まで足りるとみた。というか、他に買いたくなるような馬がいない。紐には騎手から選択。過去あまり騎手を見て買うということはやってきていなかったので、今年はこれまでに取り入れていない要素を予想に加えていこうと思う。そこで重賞によく出てくる騎手の、去年の実績をまとめてみたのがこれ。
<2017年・芝・全重賞>
1-3人気 | 4人気以下 | |||||
騎手 | 成績 | 勝率 | 回収率 | 成績 | 勝率 | 回収率 |
ルメール | 11-6-4-23 | 25.0% | 78% | 3-2-1-10 | 18.8% | 336% |
和田 | 1-2-0-4 | 14.3% | 41.0% | 2-2-3-29 | 5.6% | 176.0% |
Mデムーロ | 14-5-8-23 | 28.0% | 122% | 2-1-1-6 | 20.0% | 165% |
池添 | 1-0-1-2 | 25.0% | 90% | 1-0-2-39 | 2.4% | 97% |
武豊 | 11-2-5-9 | 40.7% | 175% | 2-4-3-19 | 7.1% | 75% |
浜中 | 3-2-3-4 | 25.0% | 78.0% | 1-3-3-16 | 4.3% | 49.0% |
川田 | 2-5-3-10 | 10.0% | 29.0% | 1-2-1-27 | 3.2% | 40.0% |
横山 | 3-1-0-4 | 37.5% | 188.0% | 1-6-2-33 | 2.4% | 30.0% |
岩田 | 5-1-1-8 | 33.3% | 126.0% | 1-5-3-36 | 2.3% | 23.0% |
田辺 | 2-1-0-8 | 18.2% | 61.0% | 1-3-3-31 | 2.6% | 19.0% |
吉田隼人 | 1-0-0-1 | 50.0% | 335.0% | 0-2-1-30 | 0.0% | 0.0% |
四位 | 1-1-0-3 | 20.0% | 62.0% | 0-2-1-31 | 0.0% | 0.0% |
福永 | 2-2-1-3 | 25.0% | 58.0% | 0-4-1-33 | 0.0% | 0.0% |
戸崎 | 3-4-7-21 | 8.6% | 31.0% | 0-0-2-00 | 0.0% | 0.0% |
江田 | 0 | 0.0% | 0.0% | 0-0-1-13 | 0.0% | 0.0% |
すごく興味深い結果が出た。まず、昨年のG1戦線を蹂躙しまくったデムーロ、ルメール、武豊の3人と、他騎手ではこんなにも差があるのかとびっくり。もちろん馬質がという話もあるんだろうけど、デムーロに至ってはそれほどでもない馬がデムーロが騎乗することで人気が先行するという自体も明らかに発生しているし、その中で単勝回収率が100%を超えてくるというのはもうほんと凄い。人気馬をどうしても切りたくなる僕は昨年散々デムーロに泣かされたわけだが、これ見るともう逆らう気が失せた。人気馬の取捨は“人気と期待値が見合っているか”が大切であって、がむしゃらに人気馬を切るのも美しくない。そんなわけで今年はデムーロ買います 笑
このデータから、仮に去年の傾向が今年も続くようなら…
・デムーロは人気に関わらず買う価値あり。
・ルメールは人気薄い時こそ買い。
・武豊は人気馬をきっちり勝たせる能力が高い。
・人気馬に乗った時の横山、岩田は買っても良い。
・人気薄い時の和田は買い。
・重賞で人気した戸崎は危険すぎる。
ひょっとして騎手で買った方がはっきり期待値に差が出るような気もしてきた。まあその辺は様子を見ながらやっていこう。
〔予想〕〔中山2000〕中山金杯
ちょい差しから差しが決まりやすい。上がりの速い馬を中心に選択。ウインブライトとセダブリランテスはどちらも来そうなんだけど両方買い目に入れるくらいならこのレースは見。馬券買いたいのでどちらか切るこにして、中山実績がはっきりあるウインブライトを選択。
◎ウインブライト
○ショウナンマルシェ
▲アウトライアーズ
△ショウナンマタコイヤ
◎頭固定の三連単
〔予想〕〔京都1600〕京都金杯
◎レッドアンシェル
○ダノンメジャー
▲アメリカズカップ
△ウインガニオン
△スズカデヴィアス
“京都金杯は内枠有利、逃げ有利”のイメージがあるけど数字にも表れている。2017年京都1600の逃げ勝率15.8%なのに対して、京都金杯過去10年の逃げ勝率は20.0%。第5回、第1回の同コース比較でも同様の乖離となっている。せっかく傾向がわかりやすいレースなので素直にいくことに。
そうなるとウインガニオンを軸にしたかったんだけど実績から典型的な夏馬。ヤマカツエースは夏馬ながらに金杯を勝ったけど、あれは単純に金杯レベルの中ではかなり強い馬だったから。紐には入れるけど軸にできる信頼度はない。一番人気ではあるけど軸はレッドアンシェルで。強い同世代の中でも安定して好走しているのでこのメンバー内では抜けていると思う。紐には先行馬を中心に差し馬の中で強いスズカデヴィアスを含めて。
◎頭固定の三連単。
〔振返り〕2017年
<2017年>
・回収率 483%
・購入 73,600
・払戻 355,350
・収支 281,750
・的中 3R(頭的中14R)
<累計>
・回収率 248%
・購入 152,200
・払戻 377,360
・収支 225,160
2015年宝塚記念から競馬を始めて今年で3年目。2年間負けていたこともあって心が折れないためにどうしても年間収支をプラスにもっていきたいと意気込んだ年だった。結論から言うとちょっと出来過ぎ感があるな。この回収率は今後もう超えられないのではなかろうかと思うくらいの結果が出たし、内容的にもかなり満足している。
的中レースから振り返っていくと金鯱賞、鳴尾記念、ディセンバーSの3R。今年僕が応援していた馬のヤマカツエース、ロードヴァンドールが揃って還元してくれた金鯱賞は出来過ぎの象徴。スズカデヴィアスを拾えたことでオッズも1900倍がついて競馬を始める時に立てた目標の一つだった“3年以内に1000倍以上を当てる”も達成できた。
鳴尾記念は今年から取り入れたトラックバイアスがうまくいった例。前日予想では差し馬のスズカデヴィアスを軸にしていたけど、直前までのレース動画を観て前が止まらない馬場だと判断。思い切って軸を逃げ馬のステイインシアトルに変更したらこれがはまった。
最後のディセンバーSは隠れた数字を見つけることができたのが良かった。いつもはレース場の特性から前有利、後ろ有利を判断するところから始めるんだけど、このレースは同じ中山でも距離別に勝率を見ることができた。そこで出た数字を信じて圧倒的人気の追込み馬グレーターロンドンではなく逃げ馬マイネルハニーを軸に。数値的な根拠があったからそれなりの自信が持てて三連単2点で仕留めることができた。
金鯱賞のようなでかい馬券はどうしてもマグレ感が否めないんだけど、それでも声を大にして自分に言い聞かせよう。これは狙い続けて獲った必然のマグレなんだと。こうやって振り返ると、少なからず馬券に対しての考え方の成長が結果に繋がったような気がして嬉しい。もちろん勘に頼っている部分は大いにあるんだけどね。
反省しなきゃいけない馬券は新潟記念かな。人気していなかったタツゴウゲキの強さを見抜いて軸にできたことは評価したい。ただ、軸を先行馬のタツゴウゲキ、マイネルフロストに据えたのに紐を軒並み後ろから来る馬を選択してしまった。追込み馬が紛れることは当然あるんだけどやっぱり基本に素直になるべきだと反省。取れる可能性があった三連単13万は悔しい。
2018年は僕にとってかなり大きな意味のあるステップの年。もともと2年連続プラス収支が作れたら3年目から年間予算を上げるつもりでいた。2018年をプラスにできれば大きな自信になるし、逆にマイナスになれば2017年はただのマグレだったのかもしれないと自信が削られる。大きな馬券を狙っているから収支は長い目で見ないといけないとは言え、流石に年単位では安定してプラスにしたいもの。頭的中が少なかった2016年を反省して2017年は頭的中率がかなり上がった。中山金杯、京都金杯と連続で頭的中から始まった年だったからなんとなく良い事がありそうな一年だと思った記憶がある。一年の計は金杯にあり。今年の金杯は頭だけでなく完全に当たるといいな。究極の理想は金杯でその年の収支をプラス確定させること…実現したら素敵すぎますね。
さて、2017年は僕の1クールが終わった年。競馬を始めたころに一線級にいた馬たちの多くが引退し、引退していない馬もピークを過ぎて凡走するようになった。ヤマカツエースも追いかけるのは大阪杯までかなぁと思うと寂しさを感じるところ。2018年に追いかけたい馬はロードヴァンドール、タツゴウゲキ。あとはまた好きな馬が自然に出てくれば。競馬を始めた時点で立てた3目標の内、“年間プラス”“3年以内に1000倍以上”の2つは達成したので残るは“5年以内に100万馬券”の1つのみ。2019年宝塚までがリミット。2018年中に達成できるように頑張って今の予想に無いバイアスを取り入れていきましょうかね。
〔予想〕〔中山2500〕有馬記念
◎ヤマカツエース
○キタサンブラック
▲ミッキークイーン
△ルージュバック
△シュヴァルグラン
キタサンブラックはラストランだけあって流石に人気しすぎだな。きっと世の中のお金持ちと、普段馬券を買わない層ががっつり突っ込んでるんだろうな。強さに疑いの余地はないんだけど今回は不安要素が結構ある。負ける傾向の強い3戦目、G1を勝ったことのない中山で単勝2倍未満のオッズでは軸にするほどの妙味はない。
迷わず軸にするのは大好きなヤマカツエース。枠を引いた時の池添のリアクションからも本気で勝ちにきている。不安要素はローテーションからの疲れ。なぜここに照準を合わせずJCで出走させたのかが残念でならない。多少の不安要素はあるものの、中山実績は2-0-0-1で着外は去年の有馬4着のみ。本格化して以降は瞬発力が武器になっていて、もともと力のいるコースや小回りが得意だったのもあって中山は一線級とも互角に戦える舞台になった。能力がピークにある内にG1勝利の夢を見せて欲しい。
積極的に買いたい馬はミッキークイーンまで。枠がもう一つ内枠だったらと思ってしまうところはあるけど去年5着の実績馬がこのオッズで買えるならありがたい。あとの紐は瞬発力重視でルージュバックとシュヴァルグラン。ルージュバックは東京でしか買えないと思っていたらオールカマー勝っちゃうし、牝馬限定戦は0-2-0-5なのに対して混合戦になると6-0-0-4と頑張っちゃうよくわからない馬。ムラっ気はあるけどはまったときの瞬発力は現役トップクラスなのは間違いないので本来中山で戦える馬のはず。よくわからないだけに紐には入れておこう。シュヴァルグランは中山が合う馬とは思えない一方で、実績の安定感と明らかに本格化している最近の走りを見ると切るのが怖い。
あとは買い方なんだけどキタサンブラック、シュヴァルグラン以外は思った以上にオッズがついているのでキタサンブラック頭でも買えそう。◎○頭の三連単でいこうかな。やっぱり有馬記念のお祭り感は特別で、どうしても当てに行きたい衝動に駆られる。でもさすがに人気サイド2頭入ると三連単に魅力がないので○頭の時だけシュヴァルグランを外そう。キタサンブラックに人気が集中しすぎているおかげで三連単は夢のある馬券がいくつか入りそう。