〔予想〕〔阪神2200〕宝塚記念

ハイレベルなメンバーが揃った。単純な地力勝負なら1~3番人気のドゥラメンテキタサンブラック、アンビシャスが有利だと考えていたのだが、阪神の馬場は非常に重くなっている様子だ。今日のレースでは明らかに外伸びの傾向が強く見られた。ここは思い切って安定した逃げ先行で内ラチ沿いをロスなく走ってきたタイプを切ることにしたい。



ドゥラメンテ
一番人気なので馬券妙味に欠けるが仕方ない。中山記念では感情に流されて好きなアンビシャス頭固定にしたら痛い目に合わされた。一生懸命この馬を本命にしなくていい要素を探したがなかなかこれといった根拠が見当たらない。初の関西遠征だが散々海外に遠征しているし、初の重馬場となりそうだがあんだけ洋芝で結果出してきてるのでむしろ馬場が重くなったことで本命にせざるを得なくなったと感じている。仕方ないので紐で面白い馬を見つけたい。

○アンビシャス
良馬場にさえなれば、えこ贔屓もあって間違いなく本命にしていた。いやしたかった。前走大阪杯では斤量2キロ差があるにしても旬のキタサンブラックをかわしての勝利。その前の中山記念では惜しくもドゥラメンテに届かなかったが最後方付近の位置からラスト一気に伸びての二着。位置取りさえ良ければドゥラメンテに届いたとさえ思わせる内容だった。末脚勝負ならドゥラメンテにも互角以上にやれると思うし、キタサンブラックがハナを切るとどうしてもスローペースになる傾向が強いので、今回もマークするような番手につけられれば、後ろから飛んでくるドゥラメンテに先着できる可能性が十分にある。斤量、距離が未体験ゾーンで不安要素はあるが斤量はこの年齢なら影響は少ないし、距離は2000をあれだけしっかり走れているのだから+200はなんとかなるだろう。重馬場未体験も不安要素の一つではあるが、タフな馬場の阪神で十分な実績をあげているのだから稍重までは問題なくこなせると思う。でも今日の馬場を見ると少し不安になったのでこの印で。

ステファノス
鳴尾記念からの宝塚記念は好走実績が多い。休み明け2戦目は香港QE2世C、天皇賞秋でそれぞれ二着と一線級のレースでも実績を残してきている。特に鳴尾記念のマクリは見事だった。重馬場適正も味方してくれそうだし展開次第では頭まであるんじゃないかと思う。アンビシャスとどっちを○にしようか迷ったくらいだが、えこ贔屓を優先した。

マリアライト
距離適正、馬場適正、季節特性、斤量有利と、どの要素を見ても期待十分。鞍上蛯名との相性も良く4-2-4-2と抜群の安定感。重賞だけに絞っても1-2-1-2と一線級の牡馬と十分に戦える。加えて今日の馬場傾向、この馬の脚質には最良とも言える枠に収まった。このオッズなら迷わず買いだ。不安があるとすれば鞍上蛯名は同コースで一度も馬券に絡んだことがないという点か。

シュヴァルグラン
ここ最近の実績、阪神コース、重馬場適正から判断するとステファノスよりも良い印としたくなりそうな雰囲気。普段なら鞍上福永は不安要素でしかないが、シュヴァルグランとのコンビでは4-2-1-0と一度も馬券を外したことがない。ルメールとも相性良さそうだし馬任せで無難に乗る鞍上で能力を発揮する馬なのかもしれない。この印にとどめた不安要素としては本来の能力を最も出せる距離は長距離なんだろうなというところ。重賞では3000以上をを除けば0-1-1-2と心許ない。ハイペースの消耗戦になればスタミナと末脚を見せつけることができるかも。


キタサンブラック
不安要素が殆どなく「一番負けにくい馬」だと思う。大阪杯ではアンビシャスにぴったりとマークされて差しきられたが、天皇賞では一度差されたのに差し返す勝負根性を見せた。ただ、今回はかなりキツくマークされるだろうしそれでも勝つのかどうかというところ。当初は絶好枠を引いてもう馬券から外せないと思っていたが外伸び馬場に泣かされるような気がしてきたのと、大きな不安要素を抱えてまで無理に買うオッズでもないと判断。思い切って馬券から外すことに。南無三。

ラブリーデイ
この馬を判断する一番のポイントはピークを過ぎたのかどうか。確かにアンビシャス、キタサンブラックは強いのだが、それでも昨年の強さがあれば大阪杯は勝っていたようにも思える。せめて本来の位置につけてレースをしてくれていたらもう少し自信もって判断ができたんだが…。個人的にはピークは過ぎて緩やかに衰えていると感じる。重賞レベルなら勝てる展開があっても、一線級ではもう通用しない。

ヤマカツエース
大好きだぜ。しかし今回は買えない…。地力の差があっても馬場が味方してくれるんじゃないか、G1の池添だしやってくれるんじゃないか、そう期待もしたが、不安要素があまりにも多すぎる。もともとパワー系馬場で能力を発揮するタイプなので、タフな馬場とは言え、阪神や京都のように直線勝負のコースでは決して強くない。重馬場となった京都記念では一心に期待を背負いながら5着に沈んだ。ファンになって初めて馬券から外す。許せ。



ちょっと点数が多くなってしまうのは好ましくないが◎○を頭固定に三連単のフォーメーションで勝負。