〔予想〕〔中山2500〕有馬記念②

◎アーモンドアイ
リスグラシュー
▲キセキ
△ワールドプレミア
△ヴェロックス
△アエロリット

 

毎年、有馬記念だけはどうしても普段と異なる馬券の買い方をしてしまう傾向があります。やっぱり年の締め括りだったり、その年を代表する馬ばかりが集まる特別感が「当てに行く」衝動を駆り立ててくるというか...。

とゆーことで本命はアーモンドアイ。単勝1倍台はもはや当然で国内レースで2倍台で買える日はもう来ないと言い切れるくらい強い。4歳現役にして既に最強馬論争の中心付近にいる馬に逆らう勇気はなかなか持てないです。どれくらい強いか気になる方は天皇賞秋、安田記念ジャパンCあたりの映像でも観たら納得されるのでは。特に安田記念はスタートでもうレースを諦めるような不利を受けて最終コーナーであの位置にいながら、3着に入ってきたのはもう意味がわからない。先行する力もあって、持続力もあって、強烈な瞬発力を持っていて、鞍上はルメール。アクシデントや不利があれば負けることもあるだろうけど当てに行きたい有馬でそこを拾いに行くのは薄すぎる。

対抗はリスグラシュー。もしこれが今年の最後のレースでなければ、もしこれが有馬記念でなければ、とか言い訳をつけてみたくなるけど、もし平常心で普段通りの馬券の取捨ができるなら本命はリスグラシューだったと思う。距離適性、未経験ではあるけど走りから推測できる中山への適正を考えると、有馬記念はこの馬のベスト条件に近いんじゃなかろうか。アーモンドアイとの差を一番近づけることができるレースだと思う。宝塚記念からそれまでとは別馬のように強くなっているのでダノンプレミアムに完敗した金鯱賞あたりは、予想する上では何の参考にもならない。

レース展開についての予想の中心はキセキとアエロリット。どちらも逃げ先行馬だが、余力を残しながらの先行ではなく、苦しいペースに他馬を巻き込みながら自分は最後まで粘るのが持ち味。この2頭がいてよもやスローペースにはなるまい。キセキは海外遠征明けがやや気になるけど凱旋門では力を発揮できなかっただけに疲れはさほどないんじゃないか。それよりも枠順。スタートの遅いキセキにとって極端な内枠に入らなかったのは好材料だけど、欲を言えばもう少し内が良かった。それよりも致命的に外枠になったのがアエロリット。距離不安をささやかれていたから穴馬として狙っていたんだけどこの枠は買いづらい。それでも紐に入れたのは、出足で好位置さえ確保できれば自分のペースで楽に進められる可能性があるから。出足勝負の馬が他に見当たらないこのメンバーならと期待したくなる。あとは菊花賞好走3歳馬のワールドプレミア、ヴェロックス。近年の有馬記念菊花賞実績のある3歳馬が馬券内にくるイメージが強い。ただ、ワールドプレミアは後ろから行く競馬スタイルが不安材料、ヴェロックスは枠順の割引で重い印は打てなかった。予想外だったのはサートゥルナーリアのこの人気。前走の負け方でもう少し世間に見切られるかなーと予想していたんだが、中山でのG1勝ちが2つという実績がそうさせている様子。僕もその一人で中山での瞬発力勝負ならまだ買えるという判断だが、キセキとアエロリットが作る流れの中で脚を溜める余力があるのだろうかという点は最大の不安材料。1番人気、2番人気を中心に馬券を選んだのに紐に不安のある3番人気を入れるのは抵抗があり過ぎるので消し。池添が乗るフィエールマンは海外帰りの不安と走りが中山向きじゃないと判断。

馬券は◎頭固定の三連単で。