〔予想〕〔東京2000〕天皇賞秋
今回はレース傾向、馬の強さと適正、その他の3軸に沿って型にはめる方法で予想してみた。
<レース傾向 ※過去10年>
馬番
1-5番(4-3-1-42) 6-10番(2-6-5-36) 11-14番(4-1-1-34) 15-18番(0-0-3-32)
脚質
逃げ(0-1-0-9) 先行(3-4-2-29) 中団(7-4-5-63) 後方(0-1-3-43)
オッズ
過去10年の三連単で100倍未満2回に対し1000倍以上が4回と荒れやすい
騎手
武、横山
前走
毎日王冠、宝塚記念、札幌記念組が好走実績あり
ラブリーデイはあと2,3番内側だったら対抗馬にする予定だったが15番の大外をひいてしまった。先行馬でこの枠はキツイ。距離適性がベストなだけにスタート直後のポ人ション取りに脚を使わされると最後まで持たない可能性が高い。残念だけど勇気をもって切り。ステファノスも狙い目なきはするけど、考えることは皆同じで人気しすぎている。このオッズで買うほど信用できる馬ではない。
◎アンビシャス
本命はアンビシャス。相当のポテンシャルを感じさせながらも好走条件の幅が狭いこの馬は、なかなかG1の舞台で日の目を見ない。今回は遂に条件が揃ったという感じ。上がりの速い馬が強いこのレースで好枠をひいた。毎日王冠ではルージュバックに差されたが斤量差+3kgあった。+2kgの今回はアンビシャス有利と判断。来年からG1に昇格する大阪杯で「並んでも前に行かせない馬」のキタサンブラックを差し切った姿を僕は忘れない。(※大阪杯はヒモ抜けで外した…)
○エイシンヒカリ
過去10年は逃げての勝利無し。好走したのも生涯実績で連対率100%を誇ったダイワスカーレットのみと、逃げ馬には非常に難しいレース。それでも土曜終盤のレース傾向は内伸びだった。エイシンヒカリ級がこの馬場状態のまま直線に入れば後続馬は届きそうにない。休み明けの方が走るタイプなのできっちり仕上がっているだろうし有終の美を飾ってくれ。
▲ルージュバック
アンビシャスが勝つ展開となれば当然無視できない。調教では究極の仕上がりを見せたようだが、馬体重が大幅に減っているという噂が不安の種か。
△アドマイヤデウス
地味で目立たないタイプだけど先行の位置につけたレースだけに限れば1-2-3-1と崩れていない。スタミナの心配はないので多少スタートで脚を使ってでも前目につけられれば十分に複勝圏内はある。日曜も前が止まらない馬場だと判断して。
△リアルスティール
福永からデムーロに変わってどれだけパワーアップするのかだけが見所。未知の底力に期待も込めて。
✩ヤマカツエース
応援馬券。超ヤマカツエース贔屓の僕の目から見ても買い要素がまるでない(笑)もし来られたら暫く立ち直れない気がするので買うしかない感じ。3着に入れ!
〔予想〕〔京都3000〕菊花賞
◎ミッキーロケット
今回もほぼ分析無し。
この世代を代表する上位陣は本当に他馬より抜きん出て強いと考えている。上位陣の中でもとりわけBIG3と呼ばれているマカヒキ、ディーマジェスティ、サトノダイヤモンドは序列をつけられないくらい実力が拮抗しているが、唯一序列をつけられるレースがこの菊花賞なんじゃないか。気性面、脚質、馬体からの判断だが明らかにディーマジェスティーよりもサトノダイヤモンドの方が適合すると思う。それでも本命をミッキーロケットにしたのはオッズからの判断。2番人気、3番人気のオッズ差が急に開いているが、神戸新聞杯のミッキーロケットの走りは十分に強かった。ルメールが少しでも消極的な走りをすれば、サトノダイヤモンドに先着できる可能性は十分にあると判断。
〔メモ〕予想ファクター
〈枠順〉
- 基本は内枠有利。芝が綺麗な馬場→内有利、芝が荒れた馬場→外有利。
- 当日の馬場傾向を確認する。最終コーナー~直線で内伸び、外伸びが大体わかる。
〈芝〉
- 野芝→スピードが出る。冬は枯れる。
- 洋芝→力が要る。冬も青々としている。
- 北海道の競馬場は全て洋芝。その他の競馬場は両方使用している。
〔予想〕〔京都2000〕京都大賞典
このレースを予想する上で注目したのはヤマカツライデンの存在。この馬がハナに立ってレースの流れを作るだろう。地力差を考えれば当然他の馬はヤマカツライデンをある程度無視してでもキタサンブラックをマークする展開になる。そこでキタサンブラックの武豊はどう出るだろうか。
キタサンブラックまでもが無視して自分のペースを作ろうとすると、二番手以下だけがスローペースの展開となり得るのではなかろうか。そうなれば最後の瞬発力勝負で、キタサンブランクを差すことのできる瞬発力自慢の馬がいくつかいる。逆にキタサンブラックがヤマカツライデンを追いかける展開になれば、それこそ得意なスロー逃げの展開ではなくなる。過去10年の同レースでの逃げ馬実績は勝ちはおろか複勝圏内にも一頭も入っていない。3番人気以内になるような強い逃げ馬がいなかったというのも理由の一つではあるだろうが、さすがにここまで実績が出なかったとなると逃げ馬にとって非常に難しいレースなんだろう。
どちらの展開に転んでもキタサンブラックを一倍台のオッズとして買うには、不安要素が垣間見える。
大阪杯、天皇賞春、宝塚記念と再三にわたって切っては泣かされてきたキタサンブラック。前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、先頭集団が直線に入って軒並み沈んでいくタフな展開で3着に粘ってみせた。これを観てとうとう次は本命にしなければいけないと思ったわけだが、これまで切り続けたこの馬が初めてダントツの一番人気になる今回のレースでこそ切るべきではなかろうか。ただ意地を張ってわけではなく(少ししか…)、自分でペースを作れない展開でもキタサンブラックは強いのか、そんな不安材料を根拠にここは「キタサンブラックを切る」前提からこのレースを予想してみたい。
◎ラストインパクト
2000-2400の距離では6-3-2-6と安定した実績。2000までならマイラーでも走れることはあるがThe・中距離の2200-2400に限れば3-2-1-2と複勝率は75%にもなる。休み明けに走らない傾向が不安要素ではあるが、陣営のコメントを見ればなかなかの自信が見え隠れしている。ラブリーデイ、サウンズオブアースと、どれを本命にしようか迷うところだが、オッズ的な旨みを理由から本命に。2015年ジャパンカップの走りが観たい。
○サウンズオブアース
スタミナ、瞬発力共に不安はなく休み明けでも実力を出せる。ただ、競り合いになると必ず負ける根性無しの要素が強すぎて本命にできなくなってしまった馬。今回も二着で期待に答えてくれ。
▲ラブリーデイ
実力は健在。2200までのレースならこのメンツでも本命にしたい。2400となるとよほど良い展開にならないと最後にタレると判断してこの印に。
キタサンブラックを外すという英断をした以上、あまり手広く買ってリスクを上げるわけにもいかない。三連複一点と、◎からの三連単二点で。