〔予想〕〔中山1800〕中山記念
内有利のレースだけど11頭立てならあまり枠は気にしなくていいのかも。過去10年で三番人気以内の馬が8勝と荒れにくい。一方で一番人気の複勝率は40%とやや低めなのも面白い。思った以上にオッズが偏らずに割れているみたいだし一番人気でもオッズと期待度によっては積極的に軸に据えようと思う。
◎アンビシャス
△ツクバアズマオー
◎アンビシャス
瞬発力勝負なら現役トップクラス。距離適正の幅が狭くて且つ長い脚が使える馬ではないのでG1ではなかなか活躍できずにいるけど直線の短い中山1800ならこの馬に勝てるやつはそうそういない。スタートが心配で軸にしにくいけど最後方集団にさえつけなければ直線一気で勝てる可能性は高い。
アンビシャスを軸に据えると相手は脚質が非常に似ているヌーヴォレコルト。予想以上に人気していないのは休み明けと近走実績がピーク過ぎを匂わせているからか。確かに休み明けにはコケている印象もあるが15年の中山記念、オールカマーでは休み明けながらもしっかり走っている。近走の実績が芳しくないのは脚質とコース適性が合っていなかったのが要因だと考えるとどうだろう。鞍上の岩田も長かったスランプを抜けてきた感じがあるしここは期待できる。
中山での実績は全て重賞レースで3-3-1-2と安定感は抜群。早熟だと思われた時期もあったけど安田記念の走りで復活を印象づけた。天皇賞秋では最終的に5着に沈んだものの一瞬先頭を脅かすにまで至ったし得意の中山1800なら頭でもおかしくない。休み明けも中山に限って言えばしっかり走っているしさほど心配ないだろう。
△ツクバアズマオー
こちらもかなりの中山巧者。これまでに戦ってきた相手よりもワンランクレベルが上がるこのレースでどれだけやれるかが楽しみでもある。1800は少し短い気もするのでこの印に。
△マイネルミラノ
内伸びの馬場、単騎逃げに期待。
消 リアルスティール
1800実績は3-1-1-0で新馬戦以外は全て重賞以上と、着順・レースグレードどちらからみても安定感抜群。中山も0-2-1-0と苦にしていない。それでも今回はアンビシャス有利と判断。この距離を得意としながらも中山のこの距離では勝ちきれていない点に着目したい。この馬の過去レースを観て感じるのはこの馬がより活きるのは直線の長いコースなんじゃないかということ。スプリングS、皐月賞、中山記念と能力の高さ故に中山でも十分な実績を残しているけど、一瞬の瞬発力よりも良い脚の持続力を武器にするタイプなのではないか。それを物語るように昨年の中山記念ではアンビシャスに切れ負けした。今回鞍上がかわった上積みを見込んでも紐まで。ここで悩ましいのがアンビシャスを軸としたことによってリアルスティールを紐に入れると馬券的な魅力が限りなくなくなってしまう点。後の印を付けた馬と三連単を組んでも万馬券にすらならない。…という理由で消すことに。来たらゴメンナサイ勝負。
消 ネオリアリズム
えらく人気しているが買い要素がまったくわからない。デムーロだから?確かにそれだけでも十分な買い要素にも思えるが、上積みという意味でみるならムーア⇒デムーロはさほどプラスを感じない。迷わず消しで。
〔予想〕〔小倉1800〕小倉大賞典
○マイネルハニー
▲ロードヴァンドール
△ストロングタイタン
△ケイティープライド
今年に入ってようやく馬券的に面白そうなレースが開催。一番人気はなかなか勝てていないレースだし荒れる前提で予想。
枠順が発表されるまではロードヴァンドールを本命にしたかったんだけど、開幕週の小倉とあって流石に大外枠を本命にするわけにもいかないな。
過去10年の馬番毎の実績をみると1-5番(5-8-2-30)、6-10番(3-0-3-38)、11-14番(0-1-4-30)、15-18番(1-0-0-17)と完全に内枠有利。7番までの勝率11.1%に対して8番以降の勝率は2.5%とお話にならない。今年の応援したい馬個人的ランキング2位のロードヴァンドールは大外とは言え出足は良いので紐に入れておくか。
本命はマルターズアポジー。能力的にはマイネルハニーの方がやや強いような気もするけど、条件が整えばある程度の実力差はひっくり返るのが競馬。タフな馬場での持続性はマイネルハニーが上だけど、高速馬場への適正はこちらが有利と見た。小倉で走った経験はないけど実績がリンクしそうな福島では3-0-1-0と安定していて重賞勝ちも含まれている。
ある程度好位につけるスタイルの馬であれば差し馬も十分に届くようだ。ただし、いくらキレがあっても直線に入った瞬間も後方にいるような追込み馬は今回は除外することに。ずっと下り坂の小倉で良馬場で開幕週という条件では基本的に直線に入った時点で前にいる馬じゃないと買いたくならない。そうするとフルーキーが気になる存在なんだけど、前走チャレンジCは好走したように言われる反面、そもそも阪神では基本的に複勝圏を外さない実力者。あれだけ内を突いて複勝圏に入れなかったところは厳しく評価したい。ひょっとして衰え始めているのでは?という考えから切ることに。
〔予想〕〔京都1600〕京都金杯
○ダイシンサンダー
△ケントオー
△ブラックスピネル
△マイネルハニー
過去10年で勝率30%、複勝率40%ととにかく逃げが決まりやすいレース。逃げが決まらなかったにしても最初のコーナーに差し掛かる時点で先頭に近い位置にいるほど勝率、複勝率が高くなる傾向が顕著にある。“前が有利、内が有利”これだけを基準に、普段ならちょっと足りないかなと思うような馬でも積極的に狙っていきたい。
出足が遅れて後方からのレースになった神戸新聞杯以外は当世代の4強以外には負けていないし、いつものレースをすれば世代トップクラスであることは間違いない。この世代が古馬にも通用するというのは実証済なのでここは逆らわないことに。脚質や気性でも自分の実力を出し切るという意味での安定感は高いと思う。仕方がないのでヒモ穴を狙うか。
○ダイシンサンダー
安定して好位置を取れるタイプ。マイルに限定すればオープン、準オープンで好走実績もあるしこのオッズなら積極的に狙っていきたい。母数は少ないが京都1600限定ならば1-1-1-0と複勝圏を外していない。
△以下のヒモはなかなか予想が難しい。もう少し内枠ならマイネルハニーを対抗に置きたかったんだが…。◎で頭を固定してヒモを少し手広く勝負したい。
〔振返り〕2016年 ※ついでに2015年も
〈2015年〉
・実績
28R、的中1、回収率80%
・的中レース
福島記念(馬連、三連単)
・振返り
宝塚記念で競馬デビュー。馬券の種類、予想の仕方、何を見たらいいのかもわからないままとりあえず始めた。馬券の買い方、予想の仕方は手探り状態。予想は単純にコース適性、脚質適性、季節適性あたりを見るだけというシンプルな方法。シーズンの思い出にタイトルを付けるなら“俺氏、アンビシャスとヤマカツエースに惚れる”、“クビ差に泣いた有馬記念”、“俺氏、ルール守れず年間敗北バカ野郎”、の三本立てかな。最大の反省は福島記念で的中後。そのまま自分ルールを守って年末を迎えればギリギリ100%超えの回収率だったのに徐々に購入金額が増えていって負け。これはもう二度としない。
〈2016年〉
・実績
51R、的中1、回収率7%
・的中レース
有馬記念(三連単)
・振返り
中山金杯で痛恨の失敗。1~4着までの馬を全部印付けていたにもかかわらずヤマカツエースと共に軸にしていたフルーキーを2着までしか買い目に入れていなかった。ここで初めて“予想と買い方に矛盾が生じてはいけない”ということを覚えた。
次に悔やまれるのは大阪杯。ずっとアンビシャスを追いかけていたのにここで信じきれずに三連複に走った。結果はキタサンブラックが抜けて外したが、もしアンビシャスを頭固定に三連単という馬券を選択していればキタサンブラックは紐に入れていただろう。前走の中山記念ではドゥラメンテ相手にアンビシャスを軸にしていたくらいだしここは信じて取るべきレースだった。
予想が大きく変化したのは2016年の半ばあたり。開幕何日目だとか、当日の傾向が内伸び、外伸びどちらなのかというトラックバイアスを予想に取り入れるようになった。これで今までよりも大きな馬券を買えるようになったと思う。
年間で頭を当てた回数は馬連や三連複を含めて9回、単馬券だけなら5回とちょっと物足りない。それでも「これは取れた馬券だった」と思うレースはいくつかあった。勝負事にたらればは勿論無いんだけど、それを追求して次の予想に加えていくことが大事なのでたらればと言いたくなるようなレースが出てくるのは良いことだと考えることに。こうして振り返ってみると、2016年はたらればのどれかを拾っていれば
十分に勝てた可能性があったと言える。(負け惜しみじゃないよー)
有馬記念は三連単取ったけど普段ならこんな人気馬券は買わない。馬券を追求する目線ならダメな買い方をしたが、年末の祭り事をどうしても楽しみたかったのと、真面目に予想したら結果的にこんな馬券になったのでネガティブな考え方はやめることにした。
さて、2017年のテーマは昨年勝ちきれなかったたらればを拾うイメージでやっていこうと思う。あと、ヤマカツエースは今年も追いかけます。明けましておめでとう。