〔予想〕〔京都2000〕京都大賞典

このレースを予想する上で注目したのはヤマカツライデンの存在。この馬がハナに立ってレースの流れを作るだろう。地力差を考えれば当然他の馬はヤマカツライデンをある程度無視してでもキタサンブラックをマークする展開になる。そこでキタサンブラック武豊はどう出るだろうか。

キタサンブラックまでもが無視して自分のペースを作ろうとすると、二番手以下だけがスローペースの展開となり得るのではなかろうか。そうなれば最後の瞬発力勝負で、キタサンブランクを差すことのできる瞬発力自慢の馬がいくつかいる。逆にキタサンブラックがヤマカツライデンを追いかける展開になれば、それこそ得意なスロー逃げの展開ではなくなる。過去10年の同レースでの逃げ馬実績は勝ちはおろか複勝圏内にも一頭も入っていない。3番人気以内になるような強い逃げ馬がいなかったというのも理由の一つではあるだろうが、さすがにここまで実績が出なかったとなると逃げ馬にとって非常に難しいレースなんだろう。
どちらの展開に転んでもキタサンブラックを一倍台のオッズとして買うには、不安要素が垣間見える。
大阪杯天皇賞春、宝塚記念と再三にわたって切っては泣かされてきたキタサンブラック。前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、先頭集団が直線に入って軒並み沈んでいくタフな展開で3着に粘ってみせた。これを観てとうとう次は本命にしなければいけないと思ったわけだが、これまで切り続けたこの馬が初めてダントツの一番人気になる今回のレースでこそ切るべきではなかろうか。ただ意地を張ってわけではなく(少ししか…)、自分でペースを作れない展開でもキタサンブラックは強いのか、そんな不安材料を根拠にここは「キタサンブラックを切る」前提からこのレースを予想してみたい。


ラストインパクト
2000-2400の距離では6-3-2-6と安定した実績。2000までならマイラーでも走れることはあるがThe・中距離の2200-2400に限れば3-2-1-2と複勝率は75%にもなる。休み明けに走らない傾向が不安要素ではあるが、陣営のコメントを見ればなかなかの自信が見え隠れしている。ラブリーデイサウンズオブアースと、どれを本命にしようか迷うところだが、オッズ的な旨みを理由から本命に。2015年ジャパンカップの走りが観たい。

サウンズオブアース
スタミナ、瞬発力共に不安はなく休み明けでも実力を出せる。ただ、競り合いになると必ず負ける根性無しの要素が強すぎて本命にできなくなってしまった馬。今回も二着で期待に答えてくれ。

ラブリーデイ
実力は健在。2200までのレースならこのメンツでも本命にしたい。2400となるとよほど良い展開にならないと最後にタレると判断してこの印に。

キタサンブラックを外すという英断をした以上、あまり手広く買ってリスクを上げるわけにもいかない。三連複一点と、◎からの三連単二点で。

〔予想〕〔東京1800〕毎日王冠

ディサイファ

マイネルミラノ

ステファノス

ルージュバック

 

芝は重くなっているが開幕週とあってそんなに馬場が荒れている様子はなく内側も十分に伸びている。そうなると後ろから来る馬は届かない。

 

マイネルミラノ

ラク逃げできそうなメンバーだし残る可能性はかなり高い。一着まであると予想。

 

ディサイファ

重馬場にならなければ東京でここまで評価することはないんだけど今回の先頭集団になるであろうメンバーでは地力が一番上。

 

アンビシャスは地力は一線級だけどスタート、道悪が不安。思い切って切ってみた。◎○の馬連、◎頭三連単で勝負。

 

〔予想〕〔中山1200〕スプリンターズS

土曜の傾向からは明確な内外の有利不利は見えなかった。開催が進んでいるので内有利にも思えるし、でもわりかし外枠が来るレースでもあるし、よくわからんので枠はあまり考えないことに。地力と展開から予想。実績から見ればビッグアーサーに人気が偏るのも仕方ない。鞍上は好きではないが福永になってからこれまで勝ちきれなかった重賞で二連勝と勝ち方を覚えた感じだ。それでも高低差と起伏の激しい中山でこの馬のスピードが活きるかは不安要素の一つだし、ダントツ一番人気、福永、一枠一番...フラグが立ったとしか思えない。ミッキーアイルは逃げた時の戦績は7-0-0-1、内重賞5勝と抜群の実績。一方でハナを取れなかった時の戦績は0-3-1-5と「逃げなきゃダメな馬」という脆さももっている。前走で逃げ切り勝ちもできる強さを見せたビッグアーサーが最内枠をとったことで、ハナを切れるかがかなり怪しくなってきた。休み明けを苦にする馬ではないが人気するようなら積極的に切っていくのが吉。

 

シュウジ

出足も良いしパワー馬場に強いので中山の坂にも対応できるだろう。不振続きの岩田から今年重賞9勝の川田に乗り替わったことも大きなプラス要素。活躍が目立つ今年の3歳世代でスプリント代表選手。斤量差、オッズの旨みを加味すればビッグアーサーよりもこちらを本命にしたい。

 

ビッグアーサー

強さを疑うことはないが本命にしない理由は上記の通り。ただし馬の実力と福永の複勝圏内に持ってくる能力は疑っていない。

 

▲ネロ

前走ではちょっと届かないかなと思った位置から鋭い脚を見せて2着に食い込んだ。好走した馬が前の馬ばかりだったことを考えると強さを見せたと判断していい。特殊なレースのアイビスSD好走を除外したとしてもヒモには入れておきたい。ゴール直前の坂で前の馬が鈍れば十分に届く。

 

△レッドファルクス

ダンスディレクター

 

◎頭固定の三連単12点で。

〔予想〕〔中山2200〕オールカマー

ゴールドアクター

カレンミロティック

 

ゴールドアクターマリアライトで手堅く決まりそうなメンバーだったから馬券勝負があまり乗り気ではないレース。少しでもオッズを引き上げつつ、ありそうな馬券がこれという判断で。

 

馬連1点で。

〔予想〕〔阪神2400〕神戸新聞杯

サトノダイヤモンド

エアスピネル

▲ロードヴァンドール

 

二強が崩れる要素を探してみたけど見当たらず地力ではサトノダイヤモンドの一強状態。ダービーで距離不安を指摘されながらも好走したエアスピネルが、よりタフな阪神でどこまでやれるかを楽しみにしたい。

ただ、馬券的には面白味無し。今週からBコースに変わったし昨日稍重だった馬場も回復傾向にあるみたいだから、エアスピネルがほぼ逃げに近い二番手あたりからレースをしてくれると面白いかもしれない。レース展開はスローになるだろうから、ロードヴァンドールの溜め逃げにも期待して。

 

◎○二頭軸、▲二着までの三連単4点で。

〔予想〕〔新潟2000〕新潟記念

◎べルーフ

○ファントムライト

ダコール

△ルミナスウォリアー

マイネルミラノ

△エーシンマックス

 

明確に突き抜けた強さをもった馬はいない。顕著に外伸び有利になっているので外から伸びてきそうなイメージで。どうしても中団に付けそうな馬が中心になった。その中で地力と適正の序列を付けた感じ。マイネルミラノを紐に入れた理由は、今日のレースで逃げ先行馬が内を少し開けたまま走って残るケースがあったから。エーシンマックスとどちらかが好位から直線で外に膨らんで残る可能性は十分にあると判断。

 

夏競馬ももうすぐ終わるし多頭数のここではでかい夢をみたい。◎○の二頭軸で三連単勝負。

〔予想〕〔札幌2000〕札幌記念

札幌はたっぷりと雨が降って重くなっている。土曜の傾向を見る限りそんなに内と外の有利不利はなかった。今週からコース変更になったこと、重馬場になったことがうまいこと相殺されたのか。だとするとコース変更後2日目となる日曜は内がどんどん荒れて外伸びになる可能性が高い。当日の傾向も見てからにはなるが、ひとまずは素直に地力よりも道悪適正と洋芝適正から予想。

ヤマカツエース
京都記念は得意ではないコース、距離適性が合わない中でも好走した。鳴尾記念はかかってしまったのと、宝塚は最後方からで自分のレースができなかったので除外。ここ2戦で良い具合にオッズを落としてくれたと思っている。わりかし自在性の高いこの馬にとって最適な枠順を引いたし、コース、馬場の舞台も整った。

レインボーライン
NHKマイルではメジャーエンブレムに0.1秒差の3着。ダービーは出遅れながらも8着で上位陣には5強が揃っていたことを考えると、プラス評価にできる。初体験の距離と馬場にやや不安はあるけど買う価値有り。

スーパームーン
道悪適正を評価。休み明けを苦にする馬でもない。まだ衰えは来ていないと判断。

△モーリス
休み明け、季節がマイナス要素になる馬ではないし初挑戦の距離でも、今まであれだけかかりながらも強さを見せつけてきた。地力だけで予想するなら圧倒的にモーリス。それでも少なからず不安要素がある中で1倍台の馬を軸に馬券を買う気にはなれない。この印は強さからではなくオッズの旨みが無さ過ぎるとの判断から。

△ロジチャリス
前走エプソムカップでは道中かかりながらも最後はしっかり伸びての4着。距離適正は問題なさそう。上位陣は実力馬ばかりだったしそれなりの力は持っていると考えて間違いなさそう。稍重実績はあるが欲を言えばもう少し中山実績か洋芝実績が欲しいところ。

ヌーヴォレコルト
休み明けを苦にしない。香港での好走実績もあるし洋芝適性も問題無いだろう。2015年の中山記念からも今回の舞台は力を発揮できるコースだと思う。不安材料は夏への適正が不明なところ。2番人気だがオッズはそんなに悪くない。今回一番扱いに困った馬。


馬単三連単で。